【”生きづらさ”を手放す】節約の4ステップ

みゃーさんが実践している節約をステップごとに紹介します。

節約とひとことで言っていますが、暮らし全体を見直すことが必要になるため1つ1つのステップに時間がかかると思います。
数年かけて暮らしを整えることを前提に、焦らずゆっくりやっていきましょう。

Step1:支出の把握

まずは何にどれだけお金を使っているのかを把握することから始めます。
紙でもスマホのメモでも、とにかく一度すべて書き出してみましょう。

【固定費】

方法:銀行口座の明細やカードの利用履歴を確認

項目:住居費、水道光熱費、保険料、通信費、車関係費、教育費、サブスク代など

できれば過去1年分を確認し、年払いのものや税金なども見落としがないように!

【変動費】

方法:2~3ヶ月家計簿をつける

項目:食費、日用品費、交際費、美容費、娯楽費など

見直したときにわかるように、何に使ったかまで一緒に記録!

みゃーさんは「袋分家計簿」というアプリで家計簿をつけています。
予算設定が必要ですが最初は適当に設定しておきましょう。
入力も簡単ですし、ゆくゆくは予算管理や項目ごとの見直しもしやすいのでおすすめです。

Step2:固定費の見直し

まずは固定費の節約に手をつけていきましょう。

生活費の大部分を占める固定費。
みなさんは自信を持って「今支払っている固定費が自分にとって最適だ」と言えますか?
「まわりがそうしているから」「おすすめされたから」と特に考えることなく支払っているものが多いのではないでしょうか。

一度支払い始めた固定費は、今の生活を維持するために必須だと思いがちです。
しかし一つ一つをよく見てみると、自分がそこまで必要だと思わないことにもお金を支払っていたりします。
また、同じ満足度でもっと安く済む方法があるかもしれません。

固定費は金額が高いものが多いので、見直しで大幅に支出を減らすことができます。
また、一度がんばればその効果がずっと続いていくのもメリットです。

【住居費】手取りの20%以内に抑える

みゃーさんは住居費を「手取りの20%」を上限とするのをおすすめします。

ローン利率の上昇やライフスタイルの変化などは予測できません。
変化に対応できるように住居費は手取りの20%以内に抑えましょう。

↓賃貸/持ち家 状況別の詳細はこちら
【状況別】住居費の減らし方

【水道光熱費】必要なときに必要なだけ

水道光熱費はあまり削りすぎると苦しくなると思います。
みゃーさん家では最低限の使用に抑えつつも心地よく過ごせるように、下記を実践しています。

・まずは着るもので温度調節
・エアコンの設定温度は夏28℃/冬20℃
・サーキュレーターを併用する
・浴室暖房は使用せずお風呂を沸かす
・子どもを寝かしつけたあとはダイニング照明だけで過ごす

小さな積み重ねですが、電気使用量ピークの1,2月も500kWh代後半で生活できています。

特に使用量を大きく削減できたのは浴室暖房の使用をやめたことです。
「必要なときに必要なだけ」精神で浴室暖房を使用していましたが、唯一これだけは失敗でした…

毎日お風呂を沸かすことに切り替えたことで100kWhほど電気使用量が減りました。
お風呂にゆっくり浸かった方が体の芯まで温まりますし、疲れも取れますよね。
ちなみに水道料のUPは1000円もいかなかったです。

子どもが寝た後にダイニング照明だけで過ごすのも、”大人の時間”って感じがしておすすめです笑
こまめに電気を消すよりもよっぽど節電になりますし、寝る1~2時間前から照明を落とすことでスムーズな眠りにもつながると言われています。

↓節電のためのおすすめアイテムはこちら

【保険料】将来的に全て解約する

現在医療保険はコープ共済、生命保険はSBI生命に加入しています。

・医療保険  4,000円/月(夫、私)
・生命保険  3,000円/月(夫のみ 期間20年間、金額2000万円)

以前は月16,000円ほど支払っていましたが、必要最低限の保障に見直しました。
今はまだリスクに備えて保険をかけていますが、目標金額3,000万円が貯まるころには全て解約予定です。

日本は高額療養費制度など公的保険が充実しています。
結局のところ安心のために保険が必要なのであって、万が一の時にそれをカバーできるお金があれば保険は必要ない、というのが私たちの考えです。

【通信費】プロバイダ見直し+NHK受信料見直し+格安SIM(楽天モバイル)へ乗り換え

現在ケーブルテレビでネット・テレビを契約しており、解約金がかからなくなる来年以降に解約予定です。

・プロバイダ
乗り換え先検討中

・NHK受信料
テレビを手放してしまえばNHKの受信料はかかりません。
しかし今はEテレにお世話になっているので、衛星契約のみケーブルテレビごと解約する予定です。
ケーブルテレビ解約後は室内アンテナでテレビを視聴予定です。

・楽天モバイル
楽天モバイルは3GBまで月額980円(税込1,078円)で利用できます。

基本的にそこまで速度が遅いとか、つながらないといったことは無いです。
特定エリアでつながらないことはありますが、そもそも外でそこまでスマホを使用しないので困ることはありません。
(いつも行くスーパーではお店に入ってすぐつながらなくなります笑)

アプリ利用で国内通話も無料になります。
(郵便再配達など、”0570”から始まるナビダイヤルなんかは有料です)
なぜか着信履歴はアプリに表示されないので、折り返しのときにわざわざアプリで電話番号を打ち直したりする手間はありますが、基本的には不便はありません。

また、楽天ポイントでポイント払いができるのも魅力です。

【車関係費】将来的に車を手放す

みゃーさんが住んでいるところでは車は1人1台が当たり前で、現在車2台(普通車と軽自動車)を保有しています。

現在通勤に車は必須ですが、車を必要としない場所や働き方への変更を前提に1台(軽自動車)手放すことを計画しています。
歩いて移動するなど多少の不便を受け入れれば、1台あれば地方でも十分生活可能だと思います。

車は購入費用や維持費、税金等を合わせると最低でも年間40万円はかかります。
便利のためにそれだけ支払う価値があるのか一度考えてみてください。

【教育費】こどもちゃれんじ一本にする

みゃーさんは子どもが0歳のときからこどもちゃれんじを受講しています。
「これさえやっておけば大丈夫」という安心感のためにやっている部分が大きいです。

今のところ小学校に上がるまでは続ける予定です。

↓こどもちゃれんじおすすめポイントはこちら
【HSPママにこそ】こどもちゃれんじをおすすめする5つの理由

【サブスク代】一度解約してみる

サブスクは「元を取らねば…!」とストレスになってしまうので基本的に利用していません。

唯一AmazonプライムはAmazonでの送料無料や、利用料500円という安価から契約していました。
しかし冷静に考えてみるとAmazonは年に数回ほど利用するだけで、映像作品もほとんど見ません。

また必要になった時に加入しようと考え一度解約してみたところ、その後再契約しようと思ったことは現状一度もありません。

サブスクはお得感がありますが、長い目で見ると大きな出費になります。
結局のところ必要なときに必要なものを都度購入する方が節約になると思います。

まずは一度手放してみて、どうしても必要なサービスだけ再契約しましょう。

固定費まとめ

保険料・通信費・サブスク代などは一旦解約や変更の手続きをしてみることをおすすめします。
手放してみると生活の満足度がそこまで下がるわけではないことを実感できると思います。

もしどうしても必要だと思えば、再度契約や変更の手続きをすればいいだけです。

固定費の見直しは手続きが面倒だったり、暮らしを変えることが前提になっていたりとなかなかハードルが高いですよね。
それでもがんばった後は勝手にお金が貯まるようになり、かなり生きやすくなると思います。

Step3:変動費の見直し

次に変動費の節約を進めていきましょう。

食べたいものを我慢したり、遊びに行く回数を減らしたり、ほしい服を諦めたり…
固定費に比べて変動費の節約は、ただ削るだけだと苦しさを感じやすいと思います。

1ヶ月我慢したストレスで次の月に爆買いしてしまう…なんてこともあると思います。みゃーさんも何度も経験があります笑

やりたい事やほしい物を諦めるなんて、何のために働いてるんだろう?なんて思ってしまいますよね。

問題なのは「そのやりたい事やほしい物が、本当に自分の欲求から生まれたものなのか」ということです。

自分で選んだと思っていても、実際は無意識のうちに選ばされていることが多いです。
それは世の中にあふれる広告や、世間体や思い込みによるものです。

自分が本当に必要なものを自覚しそれ以外を手放せば、生きづらさは確実に和らぎます。
そして結果的にそれが節約にもなっているのです。

【食費】平日は一汁一菜+休日はメリハリをつける

みゃーさん家の平日の晩御飯は「具だくさんの汁物」と「肉か魚の一品料理」のみです。
1歳の子どもも基本的に同じご飯を食べています。

一汁一菜でも充分豊かな食事だと気づいたことで、料理に関わる様々なプレッシャーから解放されかなり気持ちが楽になりました。

休日はメリハリをつけて食べたいものを食べるようにしています。

↓詳細はこちらをご覧ください
【心を豊かに】一汁一菜の5つのメリット

【日用品費】なんでも兼用化してみる

日用品は、まず家の中で代用可能なものがないかを探してみましょう。

たとえばウエットティッシュはおしりふきで充分代用可能です。
意外と買わなくてもなんとかなることはたくさんあります。

買わないという選択をすることで、買い出しの手間やコストはかからなくなります。
また、買った後の置き場所の確保や在庫管理の必要もありません。

節約はもちろんですが、私はストレスを減らすためにやっている側面が大きいです。

↓日用品の代用アイディアはこちら
【ストレスを減らす】日用品の兼用化

【美容費】「美容」と「おしゃれ」に終わりはないと知る

「美容」と「おしゃれ」には終わりはありません。
結局は、「自分で自分のことを好きになれること」が重要です。

・自分がストレスを感じない安価な化粧品を揃える
・流行にとらわれず自分に似合う服を選ぶ

というように「自分がどうありたいか」を考えて化粧品や服を選んでいます。

そうすることで自然と自分を好きになれたと同時に、人と比べることが少なくなりました。
生きやすくなり、結果的に節約にもなります。

↓詳細はこちら
【自分を好きになる】「美容」と「おしゃれ」との向き合い方

【娯楽費】消費では満たされないことを知る

外食に行ったり映画を観たり…
それはそれでとても楽しく幸せである一方、人がつくったコンテンツを消費し続けるだけでは結局どこか満たされないと思います。

たとえば料理を「自分で創作する」ことでたくさんのメリットがあります。

・自分でつくることで節約になる
・材料や調味料の量などを調整できて健康的
・自己肯定感が上がる
・家族が喜んでくれる

料理に限らずなくなんでもいいので自分でつくってみることが充分娯楽になります。
また、消費だけでは得られない満足感を味わうことができます。

また、子育てもひとつの娯楽だと思っています笑

家でゆっくり遊んだり、一緒にお散歩をしたり、なんでもないことでも子どもがいるだけで刺激にあふれていますよね。
わが子の日々の成長をじっくり味わうことは、最大の娯楽だと思います。

↓詳細はこちら
【HSPママ】創作、子育てこそが最大の娯楽!

変動費まとめ

変動費は「お金を使う=時間を使う」という構図になっているものが多いです。

買い物に行くための移動はもちろん、どんなものがいいか事前にリサーチしたり、何を買おうか悩んだりする時間もかかりますよね。

支出を減らすことでこういった時間を同時に手放すことになり、時間のゆとりが生まれます。
結果的に心のゆとりを持てるようになったと感じています。

Step4:支出を振り返る

支出は月に1度振り返りをしましょう。

私は毎月月初に前月分の家計簿を振り返ります。
特に交際費、美容費、娯楽費ですね。

ただ何にお金を使ったのかを見るだけではなく、それが幸せなお金の使い方だったのかを考えます。

「話題のカフェに行ったけど値段の割にそこまでだったな」とか「友達のおすすめの服を買ったけど自分にはそんなに似合わなかったな」とかありませんか?

逆に「そんなにお金を使ってないけど朝一でパン屋さんに行ったらすごく気分がよかったな」とか「何回も試着したコート高かったけど買ってよかったな」なんてことも見えてきませんか?

どのポイントでそう感じたのかも一緒に考えてみましょう。
そうすることで失敗と成功のノウハウは確実に自分の中に蓄積されていきます。
そしてそれを次の支出に活かしましょう。

まとめ

節約の4ステップいかがでしたか?

一度見直したら終わりではなく、数年単位でStep1~4を回し続ける必要があります。とっても大変ですよね笑

私も見直しを始めて10ヶ月ほどになりますが、まだまだ途中です。
それでも節約をする過程で、確実に生きやすくなっています。

「お金を使う=幸せ」ではない

結局金額の高い安いに関わらず、自分にとってお金を払った以上の価値があることが満足度の高さにつながります。
お金を使うときは金額に関わらず、それ以上の価値があって自分が幸せになれるのかをじっくり考えるようにしましょう。

そもそもお金を使わないと幸せを感じないかというと、そんなこともないですよね。
私はただ天気が良かったり、家でゆっくりコーヒーを淹れて飲んだり、子どもとのんびり遊んだりするだけで充分幸せです。

家計を見直すことをスタートに、自分には何が必要なのか、どんな風に暮らせたら幸せなのかを考えてみましょう。

タイトルとURLをコピーしました